TOTONOIの石橋です。
私は、これまで地域の活性化に関わる中で、多くのエリア（商店街や界隈など）が時代の変化に苦しんでいる現実を目の当たりにしてきました。かつては家族や友人が集い、賑わいの中心だった場所。しかし、ネット通販の普及やライフスタイルの変化により、お店を訪れる人は減り、後継者不足や売上低下といった課題に直面しています。

「どうすれば再び人が集まる温かい場所にできるのか？」

そう考えたとき、私はデジタルの力が大きな鍵になると確信しました。デジタルツールを活用することで、エリアの魅力を広く発信し、利便性を高め、様々な人たちを呼び込むことができるのです。この記事では、その具体的な方法を紹介し、エリアの未来を明るくするヒントをお届けしたいと思います。

1. エリアが抱える悩み

かつて地域の人々が集い、会話が生まれる大切な場所だったはず。しかし、

• 来客が減ってしまった：ネット通販や大型店の影響で、足を運ぶ人が少なくなった。
• 担い手がいない：若い世代が商売を敬遠し、後継者不足に。
• 情報が届かない：SNSやウェブを活用しきれず、魅力が伝わっていない。
• お店では現金払いしかできない：キャッシュレスに対応できず、機会損失が生じている。
• エリアの一体感が薄れている：個々に頑張っているものの、まとまった取り組みが少ない。

こういった声をたくさん聞きますし、私にもそういったご相談をいただくことが増えました。
でも、大丈夫です。みんなで知恵を出したり、デジタルをうまく活用していけば、こうした悩みを解決し、再び賑わいを取り戻せるのではないかと考えます。

2. 具体的な解決策

どんな課題もきっと解決策はあるはず。
デジタルをうまく活用した形を少し考えてみたので、「それは甘いよ！」って声もあるかもしれませんが、そこは大目に見てあげてくださいww

– デジタルで商店街の魅力を発信

• SNSを活用する：InstagramリールやX（旧Twitter）で、お店の魅力を伝える。
• Googleマイビジネスを整える：お店の情報をしっかり載せて、検索で見つけてもらう。
• 動画を作ってPRする：YouTubeやTikTokで、エリア/界隈の風景やお店の様子を紹介。
  
  これはすでにやってるところもあるだろうし、いつでも始められそうですよね！
  ただ、運用面が課題になると思うので、1人でやるというよりエリアや界隈の方を巻き込んで一緒にやっていくことが効果的かなと思います。

– デジタルで利便性アップ

• キャッシュレス決済を導入する：PayPayやLINE Payを活用し、お買い物をもっとスムーズに。
• デジタルスタンプラリーを開催する：LINEを活用し、お店巡りを楽しくする。
• オンライン販売を始める：BASEやShopifyを活用し、お店の商品を全国に届ける。
  
  上の2つはエリア全体でイベントを実施して、その際の利便性を向上させるような施策を講じることで、来訪率を増加させる狙いですね。割と大掛かりなものになりそうだなーと思いますので、チームを形成する方がスムーズに進みそうだなと思います。
  オンライン販売（EC）においても、そのエリアで商売している方々の商品をネット上で販売できるようにすることはもちろんですが、やはりその商品に対する想いをECサイト内で表現することも大切ですね！（ストーリー性を重視）

– 自治体ができること

• 補助金で支援する：商店街がデジタル化しやすいようにサポート。
• デジタル企業とつなぐ：商店街の課題に合った企業とマッチング。
• 勉強会を開く：デジタルをもっと身近に感じてもらう場をつくる。

これは自治体によっても異なるとは思いますが、デジタル化だけの補助金だけではなく、PRにかける予算をしっかり設けて、そのエリアの方々が主役になるような施策を講じていくことが何よりも重要かなと思います。
「自分のエリアを元気にしたい！」と想っている人は想像以上に多いかなと感じます。

3. エリアの活性化に関わる人たち

最後に、どんな人たちが関わると良いのかをお伝えします。
あくまでも私の私見なので、こういった属性の方々が全てではありません。

• 商店街のお店の皆さん：新しいチャレンジに前向きに取り組む。
• 自治体の職員さん：エリアの未来を考え、支援策を進める。
• デジタルの専門家たち：SNS活用やキャッシュレス導入をお手伝い。
• 地域に住む人、訪れる人：実際にデジタル施策を楽しみ、応援する。
• 商工会や組合：みんなをつなぎ、勉強会などを企画。

他にも県外の専門家の方などもアリですね。ずっといる人たちは身近なものに案外価値を見出すことは難しい傾向があります。
外からの風を受け入れることで、新しい発想やアイデアを手に入れることができ、活性化へのおおきな一歩につながる可能性もあります。

まとめ

地域は人と人が出会い、温かいつながりが生まれる大切な場所です。
デジタルをうまく活用すれば、そのエリアにもう一度活気が戻り、新しい世代にも愛される場所になります。
あらゆる人が力を合わせることで、地域全体の未来がより明るくなるはずです。
「この街、やっぱりいいな」と思ってもらえる街づくりを、一緒に進めていきましょう！