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– 地域でビジネスを行うためには –

toto_shachoブログ

最近、企業では「地域活性化事業」のような形で、地域にアプローチをかけているところが増えてきたなぁと感じます。
今回は、地域のリアル(現状)とビジネスの戦略について、お伝えしていきます。
地域向けのサービス展開を考えている方や、地域ってどんな感じか知りたいって方には刺さると思います。

目次

都市と地域の違い

僕は実際、地域でビジネスを行っていますが、都市圏でバリバリビジネスをやってる人とコミュニケーションを取ることが多いです。
もちろん、地域の方々と接することも多いので、どんな違いがあるかってこともなんとなく肌で感じています。
今回は、「ビジネス環境の違い」に絞ってお伝えします。

地域と違ってやはり都市圏はビジネス環境として整っていると感じます。
例えば、起業家の多さやコミュニティの多さ。
地域にも起業家やコミュニティは存在しますが、「自分のビジネスがこの地域では発展しない」と感じ、都市圏に移る人や、コミュニティにおいても「組合や支援機関に所属しないと商売できない」という実情もあったりします。
特に、得られる情報の「量」や「質」は、やはり都市圏のほうが充実していますね。
こうなると必然的に個々のビジネスリテラシーにも影響しているようにも思えます。

最近地域では、育成系の取り組みも増えていますが、インプット型が多く、なかなか成長につながっている感じもしません。
また、大小問わず先進的なプロジェクトをたくさん行えるような機会やチャンスも多くないので、必然的にビジネスレベルが向上することも難しいのかもしれません。
逆に都市圏では、成長する環境やチャンスを与えてくれる企業が増えてきているようなので、ビジネスの環境においては、やはり都市圏のほうが有利だと感じます。

地域でビジネスを発展させるには

地域向けサービスを展開している方と接していて一番感じることは、「地域に合ったサービスではない」ものが多いこと。
ここで強く言いたいのは、「現状」合っていないということです。
僕はマーケティングの戦略設計を中心にやっているので、例えば「WEBサイト」の場合、地域や都市圏関係なく企業でればほぼ保有しています。
でも、地域の企業には「無形にお金をかけない」という文化が多い印象です。
なので、WEBの活発化=収益UPと考えているところは、ほんの一部です。

WEBサイトの価値を高く感じている方は、改善を図りたいというご相談をいただくので、サイトだけでなくビジネスモデルやマーケティングの戦略設計をさせていただき、プラスαで担当者も育成するという形でお仕事をさせていただく機会が多いです。
ただ、これだけデジタルが進歩し、普及してもやはり文化を変えることはそう簡単ではないですね。
実際、僕もこの部分ではかなり苦労しています(笑)

ビジネスモデルにもよりますが、地域向けにビジネスを展開されている方は、こういったことを念頭に入れてもらえればと思います。

最後に

一番大事なことは「その地域を深く知る」ことです。
やはり、地域にはプライドがあります。
歴史を重んじ、これまでやってきた自負もあります。
だけど、変化に弱い。
本当は変わりたいけど、変わる勇気が持てない。
だって、今まで築いてきたものが壊れるかもしれないから。
だから、変わらない、変えない。

地域でサービスを普及させようと考えるなら、本気で向き合わないといけない。
だから深く知って理解し、リスペクトする必要があるんです。
そして、いい意味で破壊と創造を行っていく。
少しずつ。
これまで地域のビジネスに従事してきた僕の考え方です。

違うぞ!って感じる方も中にはいらっしゃるかもしれませんし、地域をバカにするなと激怒される方もいるかもしれません。
もちろんバカになんてできるわけもないし、リスペクトしかしていません。
ただ、もし不快に感じさせてしまったら、謝ります。
だけど、僕は地域の発展が日本の発展につながると真剣に考えています。
地域は課題と希望の宝庫なので、多くの方がチャレンジし、地域のために本気で向き合い、変革を興す人が増え、地域がもっと活気づいてほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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